プラフリーパッケージの順次改定について

皆様に、パッケージについての報告があります。

端的にお伝えすると、環境に配慮してプラフリーパッケージを採用していましたが、順次ビニール袋を用いた仕様に変更いたします。

というおしらせです。以下、理由について詳しくご紹介します。

これまでどのようなパッケージを採用してきたか

ITSUKIでは、製品全体を再生紙で包み、シールで封をしています。公式オンラインストアでは更にそれを紙の封筒(外側コーティングあり)に入れてお届けしてきました。可能な限り環境に配慮した形です。

こうしたパッケージは環境に配慮する意図だけでなく、何か商品を買った時、届いたものの一部がすぐさま不要になり、捨てることになる。これはミクロに観察すると、お客様にとっても作っている私にも、気持ち「よく」はない。些細な「不快」かもしれませんが、それをできるだけ取り除きたいという気持ちも含まれていました。

トラブルとその原因

ティッシュやキッチンペーパーなど、紙と紙の間に営巣する「ルリアリ」というアリがいることを皆さんはご存知でしょうか。

そのルリアリは広く生息している種のようで、ツイッターで「ルリアリ」を検索すると民家にもよく発生していることが分かります。

ここまでの流れでお察し方も多いかと思いますが、ITSUKIの製品にその「ルリアリ」の害虫被害が起きてしまいました。

製品を順次ビニール袋で覆うようにするという対策

まずは被害に遭われたお客様に、改めて心よりお詫び申しあげます。私共の管理不足が原因であり、お客様の心情を慮るに誠に申し訳ありません。

また、寛大にも害虫被害について理解を示してくださり、実態の調査にご協力くださったことに感謝の念が絶えません。

ITSUKIでは、再発防止のために次の3つの害虫被害の対策を実行します。

  1. 厳しい検品
    出荷の直前に、紙パッケージに異常がないか目視にてより厳しくチェックします
  2. アリの対策
    ルリアリが広い地域に生息している種で、発生個所を特定することが難しいことから、パッケージ工場から提携配送倉庫にいたるまでアリの生態に合わせた対策を行います
  3. 2022年10月末の新入荷分から順次、紙パッケージの外側にビニール袋を使用します
    ※未だビニール袋を使用していない製品については、更に注意して検品を提携倉庫に依頼しております

パッケージにはプラスチックを用いた選択肢がほとんどであり、コスト的な優位さもある中で、再生紙を使用する等の環境に配慮したコストもかかりがちなパッケージを選び、つくることは、針の穴に糸を通すような作業であり、それだけにこだわっていた部分でもありました。

そんなパッケージを、最終的にプラスチックの袋で覆うことになるのは忸怩たる思いですが、お客様に最善の状態で製品をお届けするためにこのような判断にいたりました。

ITSUKIの製品をお買い求めいただく皆様には、今後切り替わってゆくパッケージの改定についてご理解いただければ幸いです。

もし、プラフリーで、できれば駆除ではない形で害虫被害を防ぐことができる方法をご存知の方がいらっしゃいましたら下のフォームから是非お教えください。

その他にも、お気づきの点があればどうぞお気軽にお問合せくださいませ。

お問合せフォーム

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