シルク枕カバーは本当に髪や肌に効果がある? 滑って肩こり? お手入れ方法は? シルク枕カバー開発者が徹底解説します

シルク枕カバーは本当に髪や肌に効果がある? 滑って肩こり? お手入れ方法は? シルク枕カバー開発者が徹底解説します

髪を美しく保ちたい人たちの間で、ここ数年注目を集めるシルク製の枕カバー。

使えば髪がトゥルトゥルになるらしい!という噂の一方で、「滑って寝心地が悪い」「お手入れが面倒」などのデメリットを感じている人の声も。

ナイトキャップより生地面積が大きい枕カバーは、少し高価になりがちだからこそ、買った後で後悔したくないですよね。

結論から言えば、シルク枕カバーをつかえば頑固な寝ぐせがつかなくなるので、絡まった髪に無理にクシを通して髪を引きちぎることもなくなりますし、朝の時短にもなる便利なアイテムです。

しかし、指摘がある通り中には滑りすぎて却って眠りにくくなってしまう製品があるのも事実ですし、デリケートな素材なのでケアにも気を使う必要があります。

この記事では、安定感のある眠り心地とお手入れのしやすさを実現したオリジナルのシルク枕カバーを開発した筆者が、シルク枕カバーについて解説します。

そもそも何故シルク枕カバーが注目されているの?

シルク枕カバーとナイトキャップ、そのどちらも頭の重さと枕の反発の間で一晩中摩擦を受ける髪を守るアイテムですが、シルク枕カバーに先んじて話題となっていたのはナイトキャップでした。

ナイトキャップのメリットとデメリットについて詳しく紹介している生地はこちら!


ナイトキャップ、かぶっても無意味? むしろ逆効果? ハゲる? ナイトキャップの開発者が徹底解説!

ナイトキャップのメリットは、髪を包み込むことで摩擦だけでなく乾燥から守ってくれるところ。

また、眠っている間髪が首や肩にまとわりつくのを防いだり、髪につけたアウトバストリートメントが顔肌にうつらなくなるといった部分も人気の秘密です。

しかし毎晩かぶる手間があることと、夏場はどうしても暑く感じてしまうこと、頭の形によってはどんなものを選んでも脱げやすい場合があることなどから、次第にナイトキャップと枕カバーの人気が二分されるようになってきました。

筆者としては、暑い時期には枕カバーを。乾燥が気になる時期にはナイトキャップを。という風に季節に合わせて使い分けるのがおススメです。

シルクの枕カバー、本当に効果はある?

一番気になるのは、シルクの枕カバーがどれくらい髪に効果が表れるのか。というところですよね。

筆者が実際にシルクの枕カバーを使用した場合と、何も摩擦対策を行わなかった場合の比較を行いました。

寝起きでクシを通していないタイミングで写真を撮っているのですが、結果は写真をご覧の通り、歴然の差があります。

摩擦対策を行わなかった場合は、クシを通しても寝ぐせの形に髪が戻ってしまいますが、摩擦対策をした髪には頑固な寝ぐせがつかず、クシを通すだけでかなり髪がおさまるので、本当に朝の時短になります。

寝ぐせ直しは、性別を問わない朝の課題。摩擦を軽減することは薄毛対策にもなりますので、シルクの枕カバーは老若男女問わずオススメと言えます。

しかも、効果が一晩で現れるのも嬉しいポイントです。

より詳しい比較検証結果はコチラから。

【写真つき】「ナイトキャップ」と「シルクの枕カバー」の効果を実際に使って検証

肌にも効果があるって本当?

肌に摩擦という刺激が加わって荒れてしまうというのは、気付かなくても意外とよくあることです。

特にうつぶせや横向きで眠る人は、頭の重さと枕の反発の間で顔肌がこすれてしまうので摩擦ダメージが加わります。それをきめ細かいうえ摩擦がおきにくく、調湿作用もあるシルクの枕カバーで防ぐと、お肌に効果を感じる場合もあるかと思います。

しかしシルクの効能より注目すべきなのは、お洗濯の頻度。生地の素材に関わらず、枕カバーは元々皮脂やアウトバストリートメントなどが移りやすいアイテム。洗わずにいると知らず知らずのうちに肌トラブルを招いているかも。

お手入れ方法の項目でも紹介しますが、お手入れはパジャマと同じ頻度で行うのが良いでしょう。
シルクの枕カバーで美肌効果を期待する…というより、お洗濯の頻度にも気を配りながら肌トラブルを防ぐ。という風に捉えてみては。

シルクの枕カバーは滑って肩こりがするって本当?

ネット上では、このような意見が散見されます。

実は筆者が枕カバー開発の際に一番悩んだポイントこそ、この「滑りすぎて眠りにくい問題」。シルク100%生地で枕カバーのサンプルを作った際、あまりにも頭が安定せず眠りにくいことから、開発を断念しかけたほどです。

髪が綺麗になっても寝辛くては、枕本来の役割を果たしているとは言い難いですよね。しかし!事前にこういった問題を回避するシルク枕カバーの選び方が、実はあるのです!

  • 肩がこらないシルク枕カバーの選び方
  • 髪にあたらない枕の背面が、シルクではなくコットン等の滑りにくい生地に切り替わっているもの、もしくはくくりつけるタイプ選ぶ
  • 髪にあたる面もシルク100%ではなく、シルクコットンのものはなお安定感ある寝心地

筆者の開発した枕カバー「キツム」は寝心地も重視し、随所にコットン素材を配しながらも、シルクの摩擦対策効果をしっかり実感できる設計になっています。

髪への効果だけでなく、快適な睡眠も求める方は是非ご覧ください。

シルクコットン枕カバー「キツム」

シルクコットンの枕カバー一覧へ

シルク枕カバーのお手入れ方法は?

皆さんご懸念の通り、シルク生地はデリケートな素材。

まずは、つい普通に洗濯機で洗ってしまわないように、シルク100%の生地を適当に洗濯機で洗ったらどうなるか、筆者の実体験を基にお伝えしておくと…

ツヤツヤだったはずのシルクが、見る影もなく縮れて「ギッシギシ」になってしまいます。大いに気を付けましょう。

次に、素材の混率毎にお手入れ方法を紹介していきます。皮脂のつきやすい枕カバー。お手入れ頻度はパジャマと同程度を推奨します。

シルク100%生地のお手入れ方法

ごく簡潔にお伝えすると、手洗い・中性洗剤使用・漂白NG・タンブル乾燥NG・日陰で自然乾燥・ドライクリーニングNGにてお手入れしてください。

極限まで手軽にお手入れしたい場合は、洗濯機の手洗いモード・オシャレ着用洗剤・ネット使用でお洗濯できますが、手洗いに比べてシワシワになってしまいますので、自己責任でお願いいたします。

なお、乾燥機を使うと確実に縮みますので絶対にお使いにならないよう注意してください。

シルクコットン生地のお洗濯

推奨の洗い方としてはシルク100%の生地と同じく、手洗い・中性洗剤使用・漂白NG・タンブル乾燥NG・日陰で自然乾燥・ドライクリーニングNGとなっております。

しかし筆者は、自ら開発したシルクコットン製のナイトキャップや枕カバーをネットに入れるだけで普通に洗濯機で洗っており、手洗いする場合と比べ多少風合いが劣るものの、コットンのタフさのおかげでギシギシになることも破れることもなく使い続けているということだけ、お伝えしておきます。
※この場合も乾燥機の使用は厳禁です

よりシルクの風合いを保ったままお使いになりたい場合にはオススメできませんが、毎日使うものですからお手入れの簡単さは大事なポイントですよね。

より詳しいお洗濯方法については次の記事へ!


シルク製品の洗濯方法について。洗濯機で洗ったらどうなる?

まとめ

以上、シルク枕カバーの実際に使った際の効果や寝心地、お手入れ方法について詳しく紹介してきました。

枕カバーを取り換えるだけで、摩擦を軽減して一晩で髪のおちつきに効果を実感できるシルク枕カバーはとても優秀なヘアケアアイテムだとお分かりいただけたかと思います。

滑るのが気になる場合や、お手入れを簡単に済ませたい場合はシルクコットン生地のものを検討するなどして、是非生活に取り入れてみてください!

性別を問わずに使うことができるので、セットにしてご結婚やお引越しのお祝いに。妊婦さんへのギフトや療養中の方へのお見舞いにも最適です。

ITSUKIのシルクコットン枕カバーを見る

 

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